クラブ・バロン*4

FAXは手書き。

プリンセスとのダンスの番がバロンに回って来ました。とても愛らしい人です。バロンは心から1つ1つ話しました。

バ「プリンセスおめでとうございます。」
プ「有難う。」
バ「質問してよろしいですか?」
プ「どうぞ、遠慮なく。」
バ「プリンセスは今まで一度も会った事もない人と婚約して、本当にそれで良いのですか?」
プ「はい、だって両親や一族の人達がわたくしの幸せを願って捜して下さったのですもの、出会いのかたちなんて関係ないと思っています。それに彼の肖像画はとても心の美しさが感じられました。きっと思いやりを持ち、私(わたくし)のお話しを聞いたり、本当に諭して下さるような方だと思います。」
バ「何故、そのように自信に満ちあふれていらっしゃるのですか?」
プ「自信ではありません、私の想像力です。良いではありませんか、お会いしてもしも、お互いに生きて行く思いが違うと感じたら、心からお断りすればいいのです。」
バ「ああ……」
プ「そうでしょ、バロン様、ダンスとても楽しかったですわ」

プリンセスは次の番の人と踊りに行きました。
バロンは感じ入ってしまいました。
「そうか、そうなんだ。私は今まで一度としてちゃんと婚約者こうほの肖像画も見ず両親と話し合おうともせず、自分で勝手に貴族とは窮屈なものだと決めつけていたのだ。」
バロンはフィールドグリーンの人達に別れを告げ急いで舟に乗り領地へ帰りました。


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